株式会社 新潟県厚生事業協同公社様(経営分析/bixid導入)

経理業務のDXを推進!「bixid」導入で幹部会議資料の作成効率化と経営判断の質向上を実現

20年以上にわたりNTCのSystemBox会計シリーズをご利用中の新潟県厚生事業協同公社様では、中長期的にDXに向けた様々な取り組みを行っておられ、NTCでは全般的にご支援しております。今回はその中で2025年5月より利用開始となった予実管理システム「bixid」の導入事例についてご紹介します。
まず、今回のサービス導入のきっかけを管理本部・財務経理部の関氏と坂本氏に尋ねました。
NTC「bixidというサービスを導入したきっかけは何でしょうか?」
関氏「紙を使用する会議が圧倒的に多く、定期的に幹部会議資料(経営層間で行われる会議体にて使用する資料)を作成して紙に出力して使っています。作成には時間もかかりますので、もっと数字をグラフ化したり、直感的に見たりするサービスを利用したかったのです。また、便利で作業の負担を軽減できるものを使用したかったですね。」
坂本氏「bixidはアクセスすれば知りたい情報が一目でわかり、紙より情報伝達スピードが速いので魅力的でした。」
導入の背景
- 2024年7月より、販売管理システムと会計システムの再構築プロジェクトが始動。
- 2025年2月から新システムの本番運用を開始。
- システム刷新後、次のステップとして「経理業務そのものの改善」を目指すようになった。
- 経営層が自ら会計数字を確認できる仕組みの必要性を感じていた。
導入前の課題
- 月に一度、幹部会議用資料を作成しているが、時間的な負担が大きかった。
- 紙資料中心の会議では、数字の視認性や伝達スピードに限界があった。
- 会計システムの刷新後も従来と同じ使い方では業務改善につながらないと感じていた。
導入のポイント
紙の資料作成にかかる時間的負担を減らすことが主目的でありつつ、そのシステムを経営層が自発的に利用して、必要とする数字やグラフを見て会議に役立ててもらうことも重要視されました。その両方をかなえることができたのが予実管理システム「bixid」です。
「bixid」はSystemBox会計と連携していることから仕訳の連携もスムーズに行うことができ、その時々の背景的要素や状況をメモ機能でコメントを残すこともできるため、中長期的に利用していく中で過去の数字を見返したときに、その数字の根拠・要因となる出来事や背景を把握することも容易にできます。
導入の流れ
- NTCのWebサイトで「SystemBox会計」と連携可能なサービスとして「bixid」を知り、問い合わせた。
- NTC経由でbixidのデモを実施。役員から好評を得て、導入を前向きに検討。
- 1ヵ月の無料トライアルを実施し、運用方法を検討。
- 経営助言機能や経営分析の精度が評価され、正式導入を決定。
- 2025年7月導入予定だったが、前倒しで2024年5月から導入開始。
- SystemBox会計との連携において、NTCが初期設定や期首残高登録などをサポート。
NTC「導入作業はスムーズでしたか?また、効果のほどはいかがでしょうか?」
関氏「SystemBox会計と連携しているのがまず利点だったので、NTCさんからの仕訳取込のサポートがあってスムーズでした。効果については、軌道に乗ったかというと微妙で、『見られる人たちが見ているだけ』で、目標は管理職がbixidを見て経営判断していけるようになることです。それでも、bixidを利用し始めてからSystemBox会計を見る回数が減りました。良い意味で、ですよ。」
導入後の成果
- 月次締め後の仕訳連携が簡単で、ストレスなく運用可能。
- KPIやグラフなど、経営判断に役立つ資料がbixid上で自動生成される。
- コメント機能を活用し、過去の状況を振り返りながら中長期的な分析が可能に。
- 確認したいピンポイントの仕訳を遡ることが容易なため、SystemBox会計を見る回数が減り、bixid中心の運用にシフトしつつある。
今後の展望
- 幹部会議資料のペーパーレス化をより一層進めていく。
- 経営層のみの利用から、当期中に全社展開を目指す。
bixidの導入によって見えてきた課題や今後の目標について、関氏は期待を込めて話します。
「今後の課題としては、全社利用に向けてどう進めるかの検討が必要だと思っています。現状は幹部会議資料があるので、『紙があるから』とbixidを見る機会があまり多く持てていませんが、DXの観点でペーパーレス化と併せて進めていく等、良い意味で少し強引にでも押し進めていく方が良いかもしれませんね。いまはまだ経営層しかbixidを認識していないので、今期中に全社への周知、活用を行っていきたいです。他にも、予算や日報を入れたり、部門毎に数字を見られるとより便利になるので、活用していきたいと考えています。」
協同公社様では、bixidの導入を通じて経理業務のDXを推進し、幹部会議資料の作成効率化や経営判断の質向上を実現しました。今後は全社的な活用を進め、さらなる業務改善と情報共有の高度化を目指していきます。

株式会社 新潟県厚生事業協同公社様(経営分析/bixid導入)
- 住所
- 新潟県長岡市高見町4343
- 業種
- リネンサプライ事業
- URL
- http://www.kyodokosha.co.jp/
- 設立
- 1963年
- 会社案内
- リネンサプライ事業に加え、ユニフォームレンタルや、クリーニング店の「モンファイン」、介護用品の販売レンタルである「おもいやりの泉」、婚礼衣装の販売レンタル「キララ」などを展開する県内有数のリネンサプライ事業者
